先日のSINタッチでは、初めて国際線機内Wi-Fiサービスの機体に乗ることが出来ました。15分無料でしたので、これは過去数あるWi-Fiや海外プリペイドSIMの速度を計測してきた私にとっては絶好のチャンス。早速15分無料の恩恵を授かることにしました!
その前に・・・ANAの国際線Wi-Fiサービスは非常に分かりづらく、2種類存在しています。
OnAir社が提供する「ANA Wi-Fiサービス」
細かく言うとOnAir社の衛星ネットワークを用いていて、JSAT Mobile Communications社がインターネットのサービス・プロバイダということのようです。ん〜よくわからないですけど、例えるならNTT東西の光回線(=OnAir)で、サービスプロバイダはOCN(=JSAT)みたいな感じでしょうか。
ANAの機体で言うと、B777-300ERとB767-300ERに搭載されているとのことです。
料金はサービス開始当初は従量制(容量に応じた料金)だったのですが、現在は時間制かつ容量制限といった感じになっています。一番安いもので30分プラン(15MB上限)で4.95ドル(約520円※)、1時間プラン(30MB上限)で8.95ドル(約940円※)、フルフライトプラン(100MB上限)で19.95ドル(約2100円※)
※いずれも1ドル=105円で計算
パナソニックアビオニクスが提供する「ANA Wi-Fiサービス2」
こちらはパナソニックアビオニクス社が提供するWi-Fiサービスです。機体は最新のB787で提供しています。
こちらも料金は時間制です。しかしOnAir社と違うところは容量上限はありません。時間たっぷり使えるということですね。30分プランで6.95ドル(約730円)、3時間プランで16.95ドル(約1800円)、フルフライトプランで21.95ドル(約2300円)とOnAirよりはちょっと高めです。
こちらのサービス中国領土・了解上空ではサービスの使用が許可されていないことから羽田ーハノイ間で影響が大きいとのことです。
サービスが2つあるのも分かりづらいですが、料金も異なるというのはどうなんでしょう。
ANA国内線のWi-Fiサービスもパナソニックアビオニクス社が提供
国内線の「ANA Wi-Fiサービス」は、国際線で「ANA Wi-Fiサービス2」を提供しているパナソニックアビオニクス社。料金は、40分プランで550円、フルフライトプランで1050円となっています。こちらは、時間制ではありますが、利用した通信容量が15MBに達すると一時的に回線速度が遅くなるとのことです。(一時的がどのくらいなのか気になります)
さっそくANA Wi-Fiサービスに接続
今回搭乗した機体はOnAir社が提供する「ANA Wi-Fiサービス」に対応していました。
実はWi-FiのAPN画面をスクリーンショットしていなかった私。文章になってしましますがスマホのWi-Fi画面にして「OnAir」のAPNにアクセスします。すると・・・
こんな感じでプラン選択画面が出てきます。一番上の15分プランを選択します。このあと、OnAir社のアカウントを作成するため、メールアドレスとパスワード等の登録を実施します。(この画面もスクリーンショット撮り忘れてしまった・・・)
登録が完了すると・・・
無事に接続が完了しました!とは言っても15分しか無い!ってことでまずは自分のブログを確認してみる・・・
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・・・・・・・・・全く見れない!
遅すぎる遅すぎるっ!なんか頑張って読み込んでる感じはあって、徐々にステータスバーは動いてるんだけど!まだかまだか!とやっているうちに・・・
なんかよく分からんがあと8分しかないっ!しかもこれ、あと1〜2MBしか使えないじゃないかぁ!
・・・・という感じで15分も経たないうちに初めての機内Wi-Fiの体験は終了いたしましたとさ。(速度測定に至らず・・・)
ポータルサイトは無料で利用可
ポータルサイトでは、ニュース等を見ることが出来ます。機内にいる時に、今地上ではどんなニュースが話題なんだろうと確認したりもできますね!
分かりづらいと思いますが、画面下の写真部分がニュースになっています。こんなことやってれば時間はなくなりますね(笑)
機内のWi-Fiはもう一歩?利用にあたっての注意点は?
たった15分しか使ってないのであまり評価は出来ませんが、インターネットサイトを閲覧するのは厳しいかもしれません。衛星通信ですので仕方ない部分はあると思います。
しかも機内にいる他のお客さんも同時に使用していることを考えれば、遅いのは仕方ないのかもしれません(これは地上の無線LANサービスでも同じことが言えると思います)
今回、それほどネットページを見ていないのに通信容量がすぐに10MBに達してしまいました。その要因としては、バックグラウンドアプリが通信していたのでは無いかと推測します。地上と同様に何も考えずに利用していると、TwitterやFacebookの通知、LINEの新着確認、メールの着信等、バックグラウンドでは様々な通信をしているのでそれが上限に達した要因の一つでは無いかと考えます。
機内でWi-Fiを利用する際は、注意すべき点の一つだと思います。
次回Wi-Fi対応の機体に巡りあった時には、次こそスピード測定を成功させたい(笑)
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