タイに行くとアユタヤといった世界遺産や、ワット・ポーといった寺院など様々な観光地に触れることが出来ます。
メークロン市場もその一つ。テレビ朝日の番組でおなじみの「世界の車窓から」にも出たことのある「メークロン市場」を今回は鉄道を使って行ってみました。実は、3年ほど前にも今回と同じルート向かったのですが、行くことが出来なかったのでそのリベンジとなります。
メークロン市場に行く方法
メークロン市場に行く方法は主に3つになるでしょうか。料金、日本語ガイド、所要時間を考慮して最適な行き方を検討してみてください。
オプショナルツアーで行く
HIS、JTBなどでオプショナルツアーを申し込んで行く方法です。宿泊先のホテルもしくは宿泊先の近隣ホテル等に集合し、帰りもホテルまでといった送迎があるので便利です。日本語ガイドもついていて現地のことを教えてくれますが、料金は安いもので1,500バーツ(約5,000円)程度となっています。
ロットゥーで行く
ロットゥーは乗り合いバンのことで、8年前にはヴィクトリーモニュメント駅からメークロン市場に向かったことがあります。(今はヴィクトリーモニュメント駅にロットゥー乗り場は無くなったようです)移動時間は短いですが、全席埋まるまで出発しないことがあるなど、出発時間が決まっていないことからスケジュールは流動的です。料金は、後述していますが帰りが90バーツとなり、乗車・降車場所によっても変動する恐れがあるため、100バーツ(約350円)程度としておきます。
鉄道で行く
今回紹介するのが鉄道になります。バンコクからは約4時間と長旅になり、1日使って行くことになります。ただ、交通費は一番安い23バーツ(約80円)であること、電車の中や外を眺めたりといった現地の景色を感じることが出来ます。何かあっても自己解決となりますのでハプニングやトラブルも含めて挑戦したい方にはオススメです。
Wongwian Yai駅から鉄道に乗り込む
大きな行程としては鉄道→船→鉄道の順で乗り換えがあります。まずは最初の鉄道からです。
Wongwian Yai駅からMaha Chai駅へ
鉄道駅のWongwian Yai(ウォンウェイヤイ)駅からのルートは以下の通りです。
電車で約一時間の旅ですね。
バンコク市街からだと、BTSシーロムラインで同じ駅名「Wongwian Yai(ウォンウェイヤイ)駅」がありますので、そこまで向かいます。(下の写真、逆光すぎてますがBTSの駅です)
そこから、道路の上を通る高架橋を歩いて、EXIT3の方に向かいましょう。(下の写真の案内板で言うと、下がBTS駅で右上のEXIT3で降りましょう)
上の案内板の右方向に向かっていきます。徒歩5分弱で鉄道駅が見えてきます。
ここでMaha Chai(マハーチャイ)駅までの切符を窓口で購入しましょう。
窓口には、次に発車する電車の時間が書いてあります。上の写真を見ると次は9時40分発ですね。
チケットは10バーツ(約33円)です。安いですね。
電車が来たら早速乗り込みましょう。座席は自由席ですので、好きな車両、好きな座席に座りましょう。
ここからは約1時間でMaha Chaiに向かいます。なお、購入した切符は車内で車掌さんからの改札がありますので、大切に持っていてください。
電車の中は窓全開ですので、風を感じながら街並みを楽しみましょう。あっ、踏切もちゃんとあるんですね。中には人が立って車を止めている場所もありました。
Maha Chai駅からは船で川を渡ります
Maha Chai駅に到着したら、駅を出て右に進みます。
人が多いですね。この通りにもバイクや車も通るので気をつけて進みましょう。この通りを突き当たり、左を見ると下の写真のような広場に出ます。
この写真の奥の建物が、乗船場になります。
ここから対岸まで船で移動になります。料金は3バーツ(約10円)。これも激安ですね。
船にはバイクも乗り込んできます。降りる際にはバイクが一斉に降りていきますので、注意してください。
Ban Laem駅に向かう
対岸に着いたら、アーケードをくぐります。ここも狭いのですが、バイクが行き来しますのでご注意を。
出てすぐの道を右に曲がり、進んでいきます。
このあたりに来ると、観光客もほとんどいないし、人も少ないので若干不安になりますが突き進みましょう。途中で左側には小学校、右側の川の方には大きな大仏も見えてきます。どんどん進んでいきます。5〜10分ほど歩いて、道がなくなるんじゃないかという頃に駅が見えてきますよ。
ちなみに3年前に行けなかった際の写真が下です。
線路の張替えによって積み上げられた砂利が見事に整地され、線路の張替えが完了していました。
3年前は駅舎も電車が工事中ということもあって下の写真のように寂れていました。
それが今では工事も終わり、駅のホームも新しくなっていました。
いよいよ終点へ!Mae Klong駅まで向かいます
ここでは、いよいよメークロン駅までの切符を購入しましょう。ちなみに、出発時間よりもだいぶ早く来ると切符を販売してくれません。
チケットはメークロン駅まで10バーツ(約33円)。これも安い!
ちなみに電車も新しくなっていましたよ!(少なくとも外観は)車内は先程の電車と変わりない印象です。
電車での所要時間は約1時間。いよいよメークロン市場が見えてきます!
メークロンに到着!車内から、線路側から見てみよう
メークロンに近づくと、電車が警笛を鳴らします。いよいよ到着します。電車の中からは、外の様子が見えます。市場は、売り物をや屋根をたたみ、周りには多くの観光客がこちらの方を見て写真を撮っています。
電車は徐行しながら駅に向かっていきます。駅に到着すると多くの観光客が電車をバックに写真を撮っていました。
この電車が次に出発するのは1時間後でした。その間は線路の上を歩いて市場を散策したり、ゆっくり休んだりしても良いと思います。
普段はこうやって線路上に屋根を広げて市場になっているんですね。そして電車が通過するときは・・・
こんな感じで、電車が通過するまで一時閉店ですね。
帰りはどうする?
さて、バンコクへ帰りましょう!オプショナルツアーであれば、ツアー客とバンコクに向かいますが、ロットゥーや鉄道で来たのであれば、帰りの方法も自己解決ですよね。このまま鉄道でバンコクに戻っても良いのですが、時間がない場合はロットゥーで帰りましょう。私の場合はこれでした。
メークロン駅から徒歩3分のメークロントランスポートステーションへ。ここから、BTSエカマイ駅までのロットゥーが出ています。
料金は90バーツ(約300円)です。これでも安いですね!
分かりづらいですが、車内はギュウギュウで足元もかなり狭いです。車内が満席になってからの出発となりました。道路状況にもよりますが約2時間弱でエカマイに到着します。
のんびり鉄道の旅で楽しもう!
今回は、メークロン市場へ鉄道で向かいました。片道4時間はやはり時間がかかるため、時間に余裕がある方でないと厳しいかもしれません。また、上手く乗り継ぎが出来ないと時間を持て余すことにもなりそうです。ただ、タイの風を感じながらのんびりと旅をするのも悪くないです。また、メークロン市場を電車からの目線と線路からの目線が2つ楽しめるのも鉄道で行く醍醐味じゃないでしょうか。
今回紹介した往路鉄道、復路ロットゥーが料金、時間を考えると現実的かもしれません。往路は、鉄道・船を合わせて23バーツ(約80円)で約4時間、復路は90バーツ(約300円)で約2時間と手頃な交通費とそれなりの時間で観光を楽しむことが出来ます。
バンコク市街の観光にプラスして、メークロンへ鉄道の旅に出かけてみませんか?
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