サワディカップ!(こんにちは!)
さて、早速ですが皆さんはバンコクで日本製の電車が走っているのはご存知ですか?
2016年8月にMRTパープルラインが開業しました。パープルラインでは株式会社総合車両製作所(J-TREC)がパープルラインへ車両供給を実施しました。今回はそのパープルラインに乗ってみました!
バンコクの路線はどうなっている?
バンコク市街は電車も充実していますし、買い物にも困りません。東京と同じように、1駅くらいなら歩けるくらいの間隔で駅があります。
まずは、バンコクの電車ってどのようになっているのでしょうか。以下のマップで示した通り、スワンナプーム国際空港とパヤタイを結ぶ「エアポートレイルリンク(青線)」、バンコク市街では、「BTS(バンコク・スカイトレイン)(黄緑、緑線)」、「MRT(バンコク・メトロ)(濃い青、紫線)」があります。
私は地上はBTS、地下はMRTと覚えていました。今まであったMRTブルーラインはパープルラインと接続するタオプーン駅を除いて地下鉄となっていますが、パープルラインは完全に地上高架式電車なので、今は「MRT=地下鉄」というわけではなくなってきました。
パープルラインは北西に向かって伸びる地図上の紫色の路線で、タオプーン駅からバンパイ運河駅までを結びます。(今後、更に延伸する計画を予定)
パープルラインに乗るには?
パープルラインに乗るには、市街からだと地下鉄で行けば乗り換えも楽です。しかし、近くにMRTが走っていない時はBTSシーロムラインでモーチット駅まで行き、そこからMRTに乗り換える方法が便利かもしれません。他にもBTSアソーク駅であれば地下鉄に乗り換えが出来ますので、自分の現在地に応じて乗り換えできると楽ですね。
MRTのブルーラインラインからパープルラインへの乗り換えはタオプーン駅で直接乗り換えが可能です。とても便利で、乗り換え改札等もなく矢印どおりに進むだけです。
開業当初はMRTブルーラインとパープルラインの直接乗り換えが出来ず、ひと駅分を無料シャトルバスで移動するという面倒な状況だったようですが、今はブルーラインがタオプーン駅まで延伸したことを受けて直接乗り換えが可能になりました。乗客の利便性も向上し、乗客数も増加傾向にあるとのことです。
まだ開業して数年ということで、ホームも新しさを感じます。ホームドアもついています。
なお、チケットは券売機で購入することができ、ブルーライン、パープルライン相互で1枚のチケット(トークン)で乗車が可能です。
日本とタイの友好と協力の証
駅には、日本とタイの国旗がついた看板があります。中には「日本とタイの友好と協力の証として、日本の政府開発援助(ODA)によって、2016年に完成しました」と記載されています。
タイは私にとって楽しく旅行ができる国の1つです。最近は中国や韓国からも人も企業も進出しているようですが、もっとこういった絆が深まってくれると良いですね。
パープルライン車内の様子
電車内は他の電車と同じような内装になっています。乗車した日は休日の昼間でしたが、乗客はまばらでした。
座席頭上には3つの画面広告があります。ドアの上には横長ディスプレイの路線図が表示されています。路線図は座席に座っていたら見えないかなぁという大きさです。
日本の関わりは車内にも
電車の中にも日本の車両の証があります。
日本の企業でお馴染みの東芝のロゴ。J-TREC(株式会社総合車両製作所)はJR東日本の子会社で、その名の通り車両製作を行っている会社です。これを見ると、横浜と記載があるので、横浜本社で製作されたものなのでしょう。
都会の喧騒から少し離れたバンコク観光っはいかが?
前述したとおり、地上路線であることから、バンコクの町並みを見ることができます。水上バスでの移動が有名なチャオプラヤー川を電車で渡るのも新鮮です。
終点から一つ手前の駅には大きなショッピングモールのセントラルプラザがあり、旅行客はほとんどいませんでした。
今のパープルライン沿いの街を見れるのは今だけかも!?
2016年に開業したパープルラインですが、路線の周辺は著しく街が変わってきています。まるで少し前のバンコク都市部のように、1年経てば町並みが変わってしまいそうなくらい周辺はマンションなどの建設が相次いでいます。
駅前の再開発ラッシュは暫く続くと思いますし、パープルライン周辺に住む人が増えればこれからもっと活気づいた路線になることと思います。今の街を見れるのは今だけかもしれません。
もし観光に時間があれば、サイアムやアソーク、チットロムなどでショッピングするのも良いですが、ちょっとした冒険がてらパープルラインに繰り出してみてはどうでしょうか。
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