海外でのモバイル通信方法!どの方法がオトク?

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皆さんは海外旅行に行く際、現地ではどのような連絡手段を取っていますか?また、どのようにして観光地や現在地、地図、バスや電車の乗り方を調べているでしょうか?私は、過去に幾つか、現地プリペイドSIMを購入してスマホを利用していることを紹介してきました。

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オーストラリアでプリペイドSIM購入!快適モバイル通信!
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ミャンマーでプリペイドSIMを購入!モバイル事情は?
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これらの記事は意外と好評を頂いているようでして、アクセス数も途絶えず、更に言えば、連休等では普段よりもアクセス数が伸びている、隠れた人気記事でもあります。他のブログでも取り上げていただいたこともあり、嬉しい限りです!

現地でのスマホ利用として想定される方法は以下の3つがあると思います。

①日本の携帯電話事業者(ドコモ、au、ソフトバンク)の海外ローミングサービス
②日本でWi-Fiルータをレンタル
③現地携帯電話事業者のプリペイドSIM購入

①〜③のどれにも該当せず、ホテルやお店の無料Wi-Fiを利用している方もいらっしゃると思いますが、いつでも、どこでも、必要な時に必要な情報を検索できるのは魅力ですよね。今回は①〜③のメリット、デメリットを価格、入手方法、設定のしやすさ等を考慮して比較してみましたよ!

2018年2月6日:ドコモの「パケットパック海外オプション」サービスを追記しました

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携帯電話事業者3キャリアの海外ローミングサービスは?

まずは、ドコモ、au、ソフトバンクの海外ローミングサービスを比較。各キャリアとも、日本国内では遜色ない料金プラン、サービスを提供している。果たして海外ローミングサービスでは違いがあるのだろうか?

ドコモ:24時間定額プランで980円からの「海外1dayパケ」

※ドコモの「海外1dayパケ」は2018年3月14日をもって新規受付を停止し、「パケットパック海外オプション」サービスを提供する。(詳細は後述する)

ドコモは利用開始してから24時間まで定額、国や地域によって異なるが、980円から利用が可能な「海外1dayパケ」を提供している。利用方法は事前に日本国内で申込手続きが必要。申込は、Mydocomo(Web)とドコモショップで受付している。

現地に到着後、端末に届くSMSに従って「海外1dayパケ」の利用開始手続きを行う。Android端末であれば、事前に「海外1day開始」アプリをダウンロードしておくと便利。iPhoneではアプリが無いことから、SMSに記載の番号にダイヤルして利用開始を行う。

料金は3種類で国・地域によって異なる。(ドコモHPより)

地域だけ見ると、日本人が良く訪れる東南アジアやハワイ等は980円で利用できる。また、本サービスは24時間定額となっているが、通信容量30MBを超えると通信速度が最大16kbpsとなる。(最大であることから、実際の利用としてはもっと遅い可能性もある。動画やネット閲覧も厳しい速度である)

1日定額の「海外パケ・ホーダイ」

同じく、ドコモでは「海外パケ・ホーダイ」を提供。「海外1dayパケ」サービスとの違いとしては、利用開始手続きが不要。対応の国に行き、ローミング通信すれば自動適用される。また、通信容量の制限(速度制限)がなく利用できる。料金は、2段階となり、1日最大2,980円。注意する点としては、「海外1dayパケ」が利用開始から24時間なのに対し、「海外パケ・ホーダイ」は1日単位(日本時間)であること。日本時間0時を過ぎた時点から次の日の料金として加算される。

ドコモのローミングサービス2種類の違い(ドコモHPより)

ドコモが新たに提供する「パケットパック海外オプション」

ドコモは、2018年3月14日をもって、「海外1dayパケ」の新規受付を停止し、新たに「パケットパック海外オプション」サービスを提供する。「海外1dayパケ」は前述の通り、30MBというデータ通信量を980円で購入するものだった。本サービスは、国内で契約しているパケットパック、シェアパック等のデータ通信量から海外で利用した分も合わせて差し引かれると言うもの。料金は「海外1dayパケ」では、渡航先に寄って料金が異なっていたが、本サービスは渡航先にかかわらず、一律24時間980円となり、分かりやすく割安になった地域も多い。また、対応エリアが104の国と地域から205の国と地域となり利用しやすくなった印象だ。

au:期間限定で163の国・地域で24時間一律980円の「世界データ定額」

auでは、利用開始24時間まで980円で利用できる「世界データ定額」を提供している。既に提供中である32の国・地域に加え、期間限定で163の国・地域で一律980円で利用できる。

事前に「世界データ定額アプリ」をダウンロードしておくことで、国内での事前設定、海外現地での利用開始手続きを行うことが出来る。(アプリはAndroid/iOSに対応)アプリをダウンロードしていなくても、現地に到着後にSMSが届くので、ネットから利用開始手続きをすることも可能。ドコモは24時間定額で30MBまで速度制限なしで利用できるのに対し、auの「世界データ定額」は国内の定額サービスの容量内で利用できる仕組みとなっており、データチャージ(データ容量を追加購入する)サービスに加入していることが利用条件となる。(例:データ定額5を契約している場合、月5GBの利用可能な残容量から消費されていく)利用可能容量を超えた場合、データチャージによる追加購入もしくは最大128kbpsの速度制限がかかる。なお、auSTAR会員であれば、毎月24時間分がauSTARギフトとして実質無料で利用することが出来る。

1日単位の定額制「海外ダブル定額」

1日端で最大2,980円で利用できる「海外ダブル定額」も提供している。ドコモの「海外パケ・ホーダイ」と同様で、日本時間の0〜23時59分までの1日単位での利用となる。163の国・地域で利用することが出来る。

ソフトバンク:アメリカ、ハワイ等での通信が無料の「アメリカ放題」

ソフトバンクでは、24時間単位での定額サービスを提供していない代わりに、アメリカ本土、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島と日本間の音声発着信、現地でのインターネットが無料の「アメリカ放題」を提供している。現在はキャンペーンで無料となっており、通常では月980円での利用となるが、キャンペーンの終了時期は未定。

ソフトバンクの対応機種契約者が上記滞在国において、スプリント(アメリカの携帯電話事業者)のローミング設定を行い、スプリントのネットワークを利用することが条件となっている。通常は申込が必要となるが、現在はキャンペーンとして申込手続きは不要。対応機種は、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE、9.7インチiPad、12.9インチiPad Pro、9.7インチiPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 3、iPad mini 4となっている。(つまり、AndroidスマートフォンとiPhone5S以前の端末は対象外となる)それでも、インターネット通信だけでなく、音声もも無料で利用できるのは魅力的である。

現地到着後に、iPhone等でデータローミングサービスの設定とスプリントに接続されていることを確認することが重要。

1日単位での定額データ通信「海外パケットし放題」

ドコモ、auと同様に1日単位での定額データ通信サービス「海外パケットし放題」も提供している。サービス内容は同様で、1日最大2,980円となっている。

注意する点としては、ドコモ、auに関しては、現地渡航先の携帯事業者に関係なく、定額が適用されるのに対し、ソフトバンクは定額対象事業者が決まっているため、手動で定額対象事業者への接続が必要となる。(定額対象事業者一覧)166の国・地域が定額対象となっている。

 

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